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親の介護で家族はいくら負担する?年金・援助・仕事の収入を整理

介護にかかる総額と、自分の家計が負担する額は同じとは限りません。本人の生活と収入を先に整理し、家族の援助・移動・仕事への影響を分けて考えます。

作成・編集:人生のお金手帳編集部 / 最終確認:2026-10-21

30秒で分かる要点

結論本人の家計と自分の家計を分け、実際の援助と追加支出だけを自分の収支表へ。勤務を変える場合は給与の変化も別に反映します。

本人
手取り年金等、生活費、介護費、計画した預貯金の利用を整理する。詳しく確認する ↓
家族
誰が、何を、いくら払うかを確認。ほかの家族の援助を自分の収入に足さない。詳しく確認する ↓
仕事
介護休業と介護休暇は別。休む期間、給与、給付の条件と入金時期を確認。詳しく確認する ↓
保存
自分が払う援助・追加交通等だけを保存。本人の年金・貯金は自動転記しない。詳しく確認する ↓

本人の支出と、家族が援助する額は別

二つの家計でお金の動きを分ける
項目本人の家計自分の家計
本人の年金等手取りの収入として整理自分の収入へ全額は足さない
本人の介護・生活費本人に必要な支出の全体を整理自分が実際に援助・立替する分を整理
自分からの援助受け取る援助として整理支払う援助として整理
本人の預貯金利用残高を減らして払う。新しい収入ではない自分の残高や収入に足さない
面会・付き添い交通等本人が払う分だけ自分が払う分だけ

同一の家計としてまとめる場合、内部の援助は資金の移動です。援助を収入・支出に追加せず、元の年金等の収入と介護等の実費を数えます。このページの計算欄は、別の家計への援助を整理するためのものです。

家族で、金額と役割と支払先を確かめる

  • 本人の資金:手取り収入、必要な生活費、本人の意向を確認した預貯金利用の範囲。
  • 家族の支払い:毎月の定額援助、請求書の一部負担、交通等を誰が払うか。
  • 立替と精算:自分が一旦払って本人等から戻る費用は、戻る額と月を確認する。
  • ほかの家族の分担:確認できた額を使う。まだ合意していない援助を確定収入として足さない。
  • 見直す時期:入退院、施設入居、介護度、働き方が変わる月に再確認する。

不足額の計算は、その全額を特定の家族が負担すべきと決めるものではありません。本人の希望、使えるサービスや制度、各家計の状況を相談するために使います。援助と一時的な立替を同じものとして記録しないようにしてください。

勤務を変える前に、給与と制度を別に確認

介護休業は対象家族1人につき通算93日、3回まで分けて利用できる制度です。毎年度93日が新しく付く意味ではありません。対象家族の状態、労働者の要件、申出の手順を勤務先等で確認します。介護休暇は日・時間単位の休暇で、介護休業とは別です。介護休暇を有給とするかは勤務先の規定によります。

介護休業給付は、雇用保険等の要件を満たす場合の給付です。基本となる67%は、普段の手取りの67%をそのまま受け取れる意味ではありません。休業開始時賃金日額、支給日数、上限、休業中の賃金等で変わります。実際の支給見込みと入金予定を勤務先・ハローワークで確認してください。

このページは給与や給付を自動算定しません。短時間勤務・休暇・休業等の候補ごとに、確認した手取りと支出で比べます。介護休業・給付の条件と試算、相談先はこちら →

本人への援助2万円でも、家族の収支変化は別

本人の手取り150,000円、生活費60,000円、介護等130,000円と仮定すると、必要支出は190,000円です。本人の預貯金から月10,000円、ほかの家族の援助10,000円を充てる予定なら、自分の援助前の不足は20,000円。自分が20,000円を援助すると、その月の本人側の支払いは埋まります。

自分の家計が比較前は手取り450,000円・支出350,000円なら、収支は100,000円。勤務変更後に手取り400,000円、援助以外の支出350,000円、今回の援助20,000円・追加交通等10,000円なら、収支は20,000円。比較前より80,000円少なくなります。

金額は説明用の仮定で、介護費用の平均や援助額の推奨ではありません。預貯金を使った10,000円も新しい所得ではなく、本人の残高は減ります。長期の継続可能性や、給付入金前の残高は別に確認します。

本人の不足分と、自分の家計への影響を比較

全て円/月の比較です。本人と自分の家計が別の場合に使います。同一の家計なら内部の援助を収入・支出に追加せず、元の収入と実費を一つの収支表で整理してください。空欄は未確認、0は今回の収支なしです。

介護を受ける本人の家計
自分の家計から支払う分
自分の家計の比較前・比較後

預貯金の取り崩しは新しい収入ではありません。この月の支払いに充てる計画額としてだけ計算し、何年も続けられるとは判定しません。ほかの家族の援助と自分の援助、本人の生活費と施設費等が重ならないようにします。

11項目を確認してください。金額がなければ0を入力します。

不足を表示しても、その額を自分が全て負担すべきと判断するものではありません。サービス費の見直し、本人の資金、ほかの家族の分担等を相談するための比較です。給付を月平均へ換算した場合も、実際の入金待ちは別に確認してください。

自分の家計へ、援助と追加交通等だけ保存

本人の年金・ほかの家族の援助・預貯金の取り崩し・比較用の給与や生活費は、自動転記しません。自分の給与の変化は既存の給与行で、給付は実際の入金月で編集してください。今回の援助・交通等は固定額(年間変動率0%)の毎月支出として保存します。

このブラウザ内の収支表に保存します。端末間の自動同期はありません。

給与・給付・残高を収支表で確認 →

月平均が合っても、実際の入金月は別

公的年金は原則として偶数月の15日に前月までの2か月分が支払われます。月平均150,000円と比較した場合も、本人の収支表へ毎月150,000円が振り込まれる設定をそのまま置かず、実際の通知・入金周期に合わせます。

給与が減る月、介護費を引き落とす月、給付や立替金が入る月も別です。給与の既存行を変更したうえで「収入減」を支出へ追加しないこと、施設・実費を全額登録したうえで同じ援助額も支出へ重ねないことを確認します。

このページで保存する援助・追加交通等とは別に、勤務変更後の給与を期間で区切り、確認した給付は入金月に収支表で追加してください。未確定の給付を頼りに、残高が不足しないと判断しないようにします。

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