暮らしの疑問から調べる

病気で休職中の生活費はいくら必要?傷病手当金の入金待ちと家計

病気で休むときは、治療費と生活費の両方が必要です。有休や休職中の給与、傷病手当金、毎月残る支払いを分け、給付が届く前の口座残高も確認します。

作成・編集:人生のお金手帳編集部 / 最終確認:2026-10-21

30秒で分かる要点

結論普段の給与が続く設定を見直し、給付は実際の入金見込月に置きます。家賃・生活費・別払いの税や保険料を分け、入金が遅い場合も比べましょう。

条件
傷病手当金は休めば全員に出る制度ではありません。加入保険・労務不能・待期・給与の扱いを確認。詳しく確認する ↓
金額
基本の2/3は手取りに掛ける割合ではなく、標準報酬月額を基にした日額の考え方。詳しく確認する ↓
支出
住居・生活費に加え、給与天引きでなく別に払う税・保険料と治療費を確認。詳しく確認する ↓
入金
申請対象月と入金月は別。書類の証明・申請・審査を経て入るため、休んだ月の収入と決めつけない。詳しく確認する ↓

傷病手当金は、誰に・いつから出る?

ここでは協会けんぽの被保険者本人を基本に説明します。業務外の病気・けがで療養し、仕事に就けず、連続3日間の待期を経た4日目以降などの条件があります。待期には有休や公休日も含まれますが、待期3日間には給付されません。自宅療養も対象となる場合があります。

休業期間の給与が十分に支払われる場合は支給されず、給与が給付額より少ない場合には差額調整があります。仕事・通勤によるけがは労災など別の制度を確認します。扶養に入る家族や国民健康保険の加入者にも同じ条件で出るとは限らず、まず加入先へ確認してください。

基本の日額は、支給開始前の継続した12か月の標準報酬月額の平均を基に、30で割った額の2/3という考え方です。手取り給与の2/3ではありません。加入12か月未満の扱い、端数、給与や他の給付との調整は別に確認します。支給期間は同じ傷病について支給開始から通算1年6か月が基本です。詳しい条件・試算・申請先を確認 →

休職中の支出を、明細から分ける

生活費と休職による追加費用の確認
項目具体的な中身重複を防ぐ確認
住居・返済家賃、住宅ローン、管理費、車の返済等生活費の総額に含めたら別に足さない。年払いは支払月へ
日々の生活食費、光熱費、通信、日用品、家族の教育・保育等在宅時間や通院で変わる分を自分の明細で調整
税・社会保険等勤務先や納付書で確認する、給与天引き以外の支払い手取りから既に引いた額は支出へ重ねない。支払方法と月を確認
医療・通院治療、薬、食事・個室、移動、文書等入院総額とその内訳を両方足さない。後日返金は別の月へ
家事・家族の支援家事代行、子どもの預かり、送迎、家族の宿泊等既存生活費に含む分と、今回追加する分を区別

給与がなくても、税・保険料の請求がなくなると決めつけず、勤務先へ別払いの額・方法・月を確認してください。下の計算では、同額の固定支出と月ごとの追加分に分けます。相場で一律に決めず、自分の家計の実額で確認します。

対象期間・申請・入金を、三つに分ける

  1. 対象期間:いつ仕事に就けず、その間の給与がどう扱われるかを確認。
  2. 申請:本人の記入、事業主の給与等の証明、療養担当者の意見など、必要な書類を準備。
  3. 入金:提出・審査等を経た入金予定を確認。対象期間へ月割りして置かない。

協会けんぽは、事業主による給与支払いの証明が必要なため、給与の締切日ごとに1か月単位での申請を勧めています。1か月単位で申請することと、翌月の給与日に必ず入ることは同じではありません。勤務先と保険者へ、証明の準備・提出予定・不足書類の有無を確認してください。

まとまって入る見込みなら、下の表にはその合計を入金月に入力します。未確認の額を確定収入と考えず、給付を0円と置く比較も行えます。計算欄は支給決定を代行するものではありません。

同じ給付額でも、入金が1か月遅れると不足する

説明用の仮定で、生活費の平均や給付額の推奨ではありません。使える現預金400,000円、毎月の支出300,000円、給付以外の入金100,000円、3か月目と5か月目にそれぞれ給付400,000円が入ると仮定します。

見込月どおりなら、1〜6か月目の月末残高は200,000円、0円、200,000円、0円、200,000円、0円。給付だけが1か月遅れると、3か月目の月末に200,000円不足します。給付の合計が同じでも、先に必要になる現金は変わります。

月末残高が0円でも、月初の引落が入金より先なら足りません。引落日ごとの資金は、通帳・カード・家賃等の予定日でも確認してください。

給付の入金月を入れて、6か月の現預金を確認

受給資格・金額・入金日を自動判定する計算ではありません。給付は対象月ではなく、確認した入金見込月に入力します。空欄は未確認です。入金や支払いがないと確認した欄は0にしてください。

毎月同額で置く支出です。月ごとに違う費用は、固定欄に共通の最低額を置き、残りを下の「月ごとの差額」へ入れます。手取り給与から既に引かれた税・保険料は、別払い欄へもう一度足しません。現預金は新しい収入には数えません。

2026-10の入出金
2026-11の入出金
2026-12の入出金
2027-01の入出金
2027-02の入出金
2027-03の入出金

遅延は給付の入金だけを後へ移します。支給額は増やしません。全ての給付が同じだけ遅れる説明用の仮定で、実際の支給日を予測するものではありません。

6か月すべての金額を0〜1億円の整数で確認してください。開始月と遅れる月数も確認します。

月内の入金・引落順序は計算しません。月末がプラスでも途中で不足する場合があります。6か月より後の生活費や給付終了後も別に確認します。

確認した給付だけを収支表へ

選択した遅延条件を含む、6件分の給付入金予定を保存します。0円の入金は追加しません。表の後へ移る給付もその入金月に保存します。現預金・給与・生活費は比較用のため転記しません。既存給与の終了・減額、支出の重複は収支表で確認してください。

このブラウザ内に保存します。別端末への自動同期はありません。

収支表で給与・支払月・残高を確認 →

最終の収支表では、給与の期間も見直す

  1. 休職前の給与の終了月を確認し、休職中の給与・有休分は実際の手取りに変更する。
  2. 給付を入金月に置く。同じ申請分を既存の傷病手当金行と重ねない。
  3. 生活費は既存行を見直し、別払いの税・保険料や医療費を支払月に追加する。
  4. 現預金は開始残高として扱い、給付を待つための取り崩しを新しい収入にしない。
  5. 復職・再休職・給付終了等の月にも給与・支出・入金予定を確認する。

このページからは給付だけを転記します。給与・生活費をまとめて追加して二重計上しないように、収支表で既存行の金額・期間を確認してください。

↑