暮らしの疑問から調べる
教育・進学費用はいくら?公私別平均と入学準備・通学・塾・下宿
教育費は授業料だけではありません。学校に払うもの、家庭で払うもの、入学前に必要なものを分け、子どもごとの進路と在学期間で整理します。
作成・編集:人生のお金手帳編集部 / 最終確認:2026-10-22公立・私立の学習費は、何を含む平均?
2023年度の子供1人あたり年額です。文部科学省の2026年1月訂正版を使用し、2026年度の学校の請求額や支援適用額を示すものではありません。
| 学校・区分 | 学校教育費 | 学校給食費 | 学校外活動費 | 学習費総額 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校・公立 | 74,336円 | 35,774円 | 256,489円 | 366,599円 |
| 小学校・私立 | 978,271円 | 53,578円 | 709,667円 | 1,741,516円 |
| 中学校・公立 | 150,761円 | 35,671円 | 356,018円 | 542,450円 |
| 中学校・私立 | 1,128,061円 | 9,317円 | 422,981円 | 1,560,359円 |
| 高校(全日制)・公立 | 351,523円 | 独立項目なし | 245,431円 | 596,954円 |
| 高校(全日制)・私立 | 832,650円 | 独立項目なし | 346,611円 | 1,179,261円 |
学校教育費は授業料だけでなく、教材・行事・通学関係費等も含みます。学校外活動費は塾等の補助学習に加え、習い事等も含み、塾利用者だけの月謝平均ではありません。総額へ同じ内訳をさらに足さないでください。
高校の給食費欄はこの統計で独立した項目がないことを示し、昼食代が不要という意味ではありません。この表は全国値で、都道府県別平均には切り替わりません。地域・学校の納付金や自治体の支援は、志望校・居住自治体の最新案内で確認します。
受験・入学・毎年の費用を分ける
| 費目 | 具体的な中身 | 確認すること |
|---|---|---|
| 受験・出願 | 検定料、併願、交通・宿泊、証明書等 | 学校・方式ごとの出願数と納付期限 |
| 入学準備 | 入学金、制服、鞄、端末、教科書、部活用品等 | 初回授業料や教材が学校の一括請求に含まれるか |
| 授業料・施設費 | 授業料、施設・実習等の納付金 | 学期・年払い、直接減免後の請求、学年による変化 |
| 教材・給食・行事 | 教材、給食、修学旅行、部活、検定、実習用品等 | 学校の合計額と個別費用を重ねない。積立と実施時の請求も確認 |
| 通学 | 定期、自転車、駐輪、送迎等 | 経路、定期期間、家計の交通費との重複 |
| 塾・習い事 | 入会、月謝、教材、模試、季節講習、発表会等 | 通常月謝のほか、講習・受験学年の追加を見積もる |
義務教育段階の就学援助や高校・大学等の支援も、対象・申請先・期限・所得等の基準は制度ごとに異なります。学校種や年収だけで一律に受けられるとは扱わず、公式案内で確認してください。
自宅通学・下宿・寮は、学費と生活費の範囲をそろえる
自宅通学は通学費や送迎、下宿は住居契約・引越し・家具家電に加え、毎月の家賃・食費・光熱・通信・帰省等を確認します。寮は食事や光熱が含まれるか、長期休暇中も利用できるか、入退寮時の費用も確認しましょう。
家族の家計だけを見るなら、仕送り合計とその中の家賃・食費を両方支出にしません。子どもも含む合算家計で内訳を登録するなら、家族内の仕送り移動をさらに外部支出として重ねません。自宅の食費や交通費が変わる分も見直します。
住居の初期費用は引越し・賃貸の内訳でも確認できます。地域の平均を仮に補正せず、通学先の家賃・寮費・交通の実際の見積もりを使ってください。
奨学金より前の納付期限に備える
- 出願・入学金・授業料・住居契約の期限を学校ごとに並べる。併願校の入学手続きと返還条件も確認する。
- 授業料減免は対象費目・上限・適用時期を確認する。いったん納付して後で返金されるかも学校へ確認する。
- 奨学金は給付と貸与を区別し、採用・手続き・振込開始の案内を確認する。
- 貯蓄・確認済み援助など、納付期限までに使えるお金を別に確保する。
JASSOの給付奨学金の予約採用候補者は、進学届提出後、手続き時期により4〜6月のいずれかに初回振込と案内されています。入学前に借りずに払えるか、納付猶予や分納の制度があるかを学校へ確認しましょう。借入を利用する場合は返済予定も別に確認します。
直接授業料を減免する支援と、口座へ振り込む給付を区別します。貸与型奨学金は返済が必要な借入であり、給付と同じ「返さなくてよい収入」にはしません。
初回費用と毎年の費用を組み立てる例
仮定として、受験15万5千円、入学準備35万円、自宅外初期費用50万円なら初回100万5千円です。毎年の授業料等50万円、教材・行事等12万円、通学9万6千円、塾0円で年71万6千円。自宅外生活が月10万円なら年120万円を加え、継続支出は年191万6千円です。
初年度は292万1千円、4年間同額なら866万9千円となります。これは相場や大学の標準費用ではなく、計算方法の例です。食費・通学が仕送りや寮費に含まれる場合は重複を除き、学年で変わる費用は期間を分けます。
初年度・毎年・在学期間の支出を計算
子ども1人・一つの学校段階を計算します。空欄は未確認、利用しない項目は0です。初回費用、年額、月額を確認し、学習費の平均総額を各欄へ重ねないでください。
全項目を確認してください。金額は0〜1億円、期間は1〜10年の整数です。利用しない費用は0にします。
初回費用=受験+入学準備+自宅外初期費用。継続年額=年額4項目+自宅外月額×12。期間合計=初回費用+継続年額×年数。初年度の全額が入学前に必要という意味ではありません。
毎年同額、各年12か月の仮定です。学年ごとの講習・修学旅行・実習・留学・家賃変更等は自動計算しません。授業料の初年度請求に入学金等を含む場合は分け、同じ費用を初回と年額へ重ねないでください。塾の入会金等は初回準備欄に分けられます。
この表は支出を整理します。振込の給付金や貸与奨学金、アルバイト、貯蓄からの不足は差し引きません。直接の授業料減免は請求額へ反映し、同じ額を収入にも重ねません。入力は保存・自動転記されません。
子ども・学校段階・支払月ごとに収支表へ
「上の子・中学校」「下の子・大学」など名前を分け、受験や入学準備はその月、授業料は納付周期、通学・塾・仕送りは利用開始から終了まで置きます。修学旅行・季節講習・学年変更による増額も別の時期として確認します。
入学前の費用が前年に発生する場合や、兄弟姉妹の進学が同じ年に重なる場合も確認します。計算した年額や期間合計を、登録済みの各費目へさらに足さないでください。
貯蓄口座間の移動としての教育積立と、その貯蓄で払う学費を両方外部支出として数えないようにします。給付は実際の入金月、借入は入金と返済を区別し、誰の家計・負債かをそろえます。